ボディメイクを成功に導けるパーソナルトレーナーになるには
パーソナルトレーニングジムの人気に伴い、トレーナーの数もどんどん増えています。様々なトレーナーがいる中で、結果を出せる、リピート率が高いなど人気のトレーナーもいれば、そうでない人もいます。結果を出せる実力派トレーナーになるには、どのようなスキルや心構えが必要なのでしょうか。
身体の構造と栄養の知識をしっかり身に付けている
大前提として、トレーナーは基本的な体の知識が身に付いていなければ指導することができません。必要な知識を身に付けるためにも、座学と実践でしっかりと学べるパーソナルトレーナースクールへ入学することをおすすめしています。
自己流のトレーニングで自分自身のボディを作り上げたことがある人でも、それが万人に当てはまるわけではありません。ジムに通うお客様は性別も年齢も体つきも様々です。どんな人にでも対応でき、なりたい体に導くためにも基礎知識をしっかり叩き込みましょう。
解剖学と栄養学はマスト
トレーナーとして特に重要な知識といえば解剖学と栄養学と言えるでしょう。これらはスクールに通えばしっかりと学ぶことができます。もちろんこれ以外にも学ぶことはたくさんありますが、基本的な体の構造を学ぶという意味で解剖学は非常に重要です。筋肉がどの骨についていてどのような動きをするのか、体全体の構造を知らないと効果的なトレーニングはできないからです。
効果的なトレーニングができないと、結果を出すこともできないでしょう。栄養学が重要なのは、体を作る源は食事だからです。いくら筋トレを頑張っても、食事が疎かであれば健康な体を作ることはできません。
最近のジムでは食事指導も当たり前になっており、基本的な知識が必ず求められます。お客様に指導できるレベルになるためにも、日頃から意識を高めておくことも大切です。トレーナー認定資格は、これらの必要な知識が身に付いているという証明になるものでもあるため、ぜひ取得することをおすすめします。
クライアントに合わせた計画を建てられる
パーソナルジムに通う方は、みなさん目標や目的を持っています。ダイエットや筋力アップ、生活習慣予防など目的は人それぞれです。悩みや目的があってジムに通ってきてくれているわけですから、丁寧に話を聞き、その人それぞれに合った細やかな対応ができるようになるといいでしょう。
丁寧なカウンセリングと無理のない目標設定
一般的なスポーツジムではなくパーソナルジムに通う方は、より結果を出すことを求めていると言えます。お金と時間をかけている分シビアな目を持っているとも言えるでしょう。なんとなくトレーニングをしていたのではお互いモチベーションも上がらず、結果も出にくくなってしまいます。そのためにも大切なのがカウンセリングです。
どんな目的で、またいつまでに叶えたいのかなど丁寧に話を聞きましょう。トレーナーにカウンセリング力が求められるのはこのためです。理想のボディを目指してともに頑張る気持ちを伝えることができれば、お客様の心を掴むこともできます。
残念ながら途中で辞めてしまう、挫折してしまうということにならないためにも無理のない目標設定や、性格に合わせたアドバイスや声がけも必要になってきます。ボディメイクの成功に一番重要なのは継続することです。途中で諦めてしまうことがないよう、目標達成に向けた具体的な道筋を提案していくことが重要な仕事になってきます。
好印象な人物であること
ずばり人間力も大切です。技術面はもちろんのこと「あの人に指導してもらいたい」「また会いたい」と思われるかどうかということです。接客業ですから、当然身だしなみなどの清潔感や言葉遣いも重要です。
特に最初のうちは、人気のトレーナーの見た目や指導方法など真似できるところはどんどん真似して吸収していきましょう。パーソナルジムの場合、マンツーマンで指導をするため、誰に対しても平均的に好印象を与えられるほうが、トレーナーとして活躍できます。このあたりの接客スキルについては先輩トレーナーや、スクールの講師に習うのがいいでしょう。
やる気にさせるトレーナーになる
ボディメイクを成功に導くには、お客様のモチベーションを維持できるかどうかが非常に重要です。指導の際の言葉の選び方や気持ちの汲み取り方ひとつで、モチベーションは大きく変わります。
やる気にさせるのが上手なトレーナーならば、もっと頑張ろう、トレーニングを続けようと思うためリピート率もアップします。それによってボディメイクに成功しやすくなりますし、リピートしてもらうことでお店の売り上げも伸び、双方にとっていいことだらけなのです。
ボディメイク成功のためには、技術面での高いスキルは大前提として、お客様が求めていることを真剣に考えられる力が大切です。性格に合わせた効果的なアドバイスや接客ができるようになると、目標達成にも導きやすくなるでしょう。